いつか再会の花が咲くように

3/22、ベストアルバムの発売日が決定した。

デビュー日にアルバムが発売するなんて幸せなことだと思う。それも10周年の年に。全MV集がついて、特典もついて、しかもそれに収録される曲はファンのリクエストによって決まる。彼らの10周年という節目に、ファンの声が反映されるのがすごく嬉しかった。TRAGEDYもUNLOOKもすごく嬉しかった。熱くなれとグレイテストジャーニーのPVがあるのもほんとにほんとに嬉しくて、ここまで幸せでいいんだろうかって思った。これで田口くんが辞めなければほんとうに幸せなのになって。

田口くんがKAT-TUNを、ジャニーズをやめると言ったのは11/24。もう3ヶ月になろうとしている。なんかもうここまで来ると吹っ切れた。たぶんそう言えるのはまだ田口くんがいるからで、現実逃避みたいなもんだとおもうけど、もう田口くんがそういうならしゃーない。一度決めたら曲げない人だ。そして最高に空気が読めない人だ。だってこの10周年のタイミングで脱退ってもう空気読めないどころの騒ぎじゃない。そういう人だ。そういう人を好きになったんだから仕方がないと。そうやって受け入れないと、嫌いだと言って別れるのは辛すぎる。というか実際嫌いになれなかった。嫌いになりたいとも思った。でも全然好きだった。

ただ、KAT-TUNが充電期間に入ると言ったきっかけは、きっと田口くんだ。この事態を作り出したのはほかの誰でもない田口くんだ。こんな状況でも解散はないと公言してくれた彼らにはほんとうに感謝しかないけど、その言葉はたぶん自分たちを、KAT-TUNをずっと苦しめる。解散は想像してた。田口くんという大きすぎる存在がKAT-TUNから居なくなるのはそういうことだ。田口くんはこのことを知っていたのだろうか。充電期間という優しい言葉を選んでくれて、グループとしての活動ができなくなることを知っていても、田口くんはその選択を選んだのだろうか。こんな言葉で田口くんを引き止めても、責めてもきっと仕方がないことだと思う。悔しい。悲しいけど、それ以上に悔しい。KAT-TUNがしばらく活動休止することも、こんな良いニュースを心から喜べないことも、それが田口くんのせいなことも。たしかKAT-TUNにハマったのは去年の1月だった。2月、ファンクラブに入った。まだ1年しか経ってない。私が見てきたKAT-TUNは、KAT-TUNという歴史のほんとうに本当の一部だけ。だけど好きだ。ちゃんと好きで、ちゃんと悲しい。4~5月に決まったツアーにもまだ応募できないでいる。全ステしたい、それは嘘じゃないけど、ステージに自担が居ないなんて耐えられるのかな。もちろんかつんが好きだけど田口くんが一番好きだった。どんなに遠いところに居ても目が追ってた。どこに居ても彼の歌声ばかり探していた。これからどこを見ればいいんだろう。彼の居ないステージで、どこを見ればいいんだろう。きっと3人のことだから田口くんがいなくても最高のパフォーマンスを見てくれる。でもそこに田口くんはいない。田口くんがいなくてもいつものパフォーマンスをしてくれて、私はそれをどう受け取るのだろう。ああ良いライブだった、また入りたいって思えるのか。田口くんの脱退を仕方ないと受け入れたふりをしながら、いざその時が来るとやっぱりためらう。なんで私はこんなにも田口くんが好きなんだろう。歯車が動き出してしまったんだと言ってしまう彼を止めることができない。何が歯車だよ、そんな言葉でほんとうのことは絶対言わない。でも嘘も言わない。そういう人だ。田口くんのことなんて何も分からないけどたぶんそういう人なんだろうなって、今回のことで初めて分かった。悲しい。けど田口くんのことでこんなに悲しむのも悔しい。私はもうめそめそしたくない。アイドルに悲しまされたくない。私は私なりにアイドルを好きで居続けるし、ほかのグループにだってわくし、田口くんもKAT-TUNも好きなままでいたい。むりだと思ったら離れるけどたぶんずっと好きなままだ。わたしは私の見たい景色だけを見ていこうと思う。