簡単にはいかないよ

2日が経った

なんで?どうして?から派生していろんな感情が生まれたし、twitterで違う意見を見るたびにああそう思うのも仕方ないなあって思った。それでもやっぱりずっと変わらないのは田口くんのことを絶対嫌いになれないってこと。嫌いになりたかった。わたしは田口くんのことを嫌いになりたいと思った。こんなテレビ番組の、しかもパフォーマンス前にサラッと報告して、ちゃんとした説明もせずにグループを去っていこうとする彼のことを嫌いになれたらどれだけ楽だろうと思った。ふざけんな!メンバーに迷惑かけんな!って罵りたかった。でもだめだ。全然嫌いになれなくて涙が出た。田口くんの嫌いなところが何一つ思い浮かばない。田口くんのこと好きすぎてた。

田口くんの好きなところはいっぱいある。長い手足をフル活用した大きくてキレキレのダンスとか、笑うと目がなくなる笑顔とか、キュッと上がった口角とか、黒目がちな瞳とか、うえだくんのことウエピーって呼ぶとことか、亀梨くんに淳之介って呼んで欲しいとことか、中丸さんのことお兄ちゃんだと思ってるとことか、ガラケーで一時間かけて連載を更新してくれるところとか、ライブの時ほんとーに楽しそうにニッコニコしているところとか、マイナスな空気を出さないところとか。なにもかもが完璧で、こんなに人間ができた人がいるんだなあと思った。だから絶対に流出もしないと思ったし、ましてグループをやめるなんて絶対にないと思ってた。

だからこそ、そんな決断をした田口くんと自分が好きだった田口くんが一致しなくてつらい。退所しますって、堂々と言った彼を好きになれなくてつらい。でも嫌いにはなれない。地獄だ。春までどうやって過ごせって言うんだろう。春になったら居なくなるってわかってる人をどうして追いかけらるんだろう。春なんて来なくていい。こんな生き地獄みたいな状態だとしても、田口くんがKAT-TUNにいるならいまがずっと続いてくれていい。なにも伝わらない。こんなにも田口くんが、KAT-TUNの田口くんが好きなのになにも伝わらなくて、なにも響かなくて、彼は去っていく。オタクはいつもそうだ。届いてるようでなにも届いてない。なにも信じられない。もういやだ楽になりたい。田口くんを嫌いになりたい。あんなやつもう好きじゃないって本当は言いたい。でも絶対そんな風には思えなくて、なんでこんなにどうしようもなく田口くんが好きなんだわたしは。こんな状況でもなんで好きって言えるんだろう。怒ってる人の気持ちはすごく分かる。叩きたくなる気持ちも分かる。それでも揺るがない自分の気持ちにびっくりする。田口くんがすきだ。だから嫌いになりたい。

春には、ありがとう、頑張ってねって言えるようになりたい。好きで良かったって言える私でありたい。