しょうじきしんどい

人より要領が悪く、苦手なことが多い。意思も弱い。コミュニケーションも苦手で、人の目を見て話せない。特に頭が良いわけでも運動ができるわけでもない。友達も少ない。平凡よりも2ランクくらい下の人間だと思う。それでも学生のうちは何とか生きてこられる。やるべき最低限のことをこなして、集団の中で浮かないように気をつけて、小遣い稼ぎ程度にアルバイトして、そんな感じで21年間生きてきた。21年間、特に危機感を感じず生きてきた。感じる必要性が無かったからだ。たとえコミュニケーションが苦手でも頭が悪くても進級は出来るし誰からも責められることはなかった。学生という肩書きがあるうちはなんとなく人生を生きてこられる。しかし、その学生で居られる期間もあと1年3ヶ月。それも、あと半年後くらいまでには内定を貰ってないと厳しい。あと半年までに、私は自分を変えなければならない。
正直、今のままでは絶対に無理だと思う。行きたい業界とか以前に、私に働く才能があるとは思えない。面接で採用してもらえる程の人間だと思えない。会社の利益に貢献できる人間だと思ってもらえる要素が皆無だ。それでも内定は貰えないとマズい。いつまでもフリーターで居続けるわけにはいかない。親に学費を出してもらって、4年間も学生期間を延長して、その行く末がフリーターだと流石に親不孝すぎる。まず、私は私を社会に通用する人間にしなくてはいけない、と思った。
社会に通用する人間にするにはどうすればいいか。私に圧倒的に足りないのは自信だと思う。今まで人とろくに接してこなかったから、自分をどうアピールすればいいのか、どうすれば好印象を持ってもらえるのか分からない。そのためには、経験が必要だと思った。色んなセミナーに参加して、実際に社会人と話す機会を設ける必要があると思った。本当に狭い社会で生きてきたから、最初から上手くコミュニケーションが取れる訳はないと思う。こんな直前になるまで行動しなかったのか、あと数ヶ月で治るわけがない、そう思われるかもしれない。そう思われないと、私は本気でこの状況を打破しようとしないだろう。今のままだと相当マズいと知るためにも行動しなければならない。どんなに苦手なグループワークも、ディスカッションにも、参加しなければ意味はない。どんどん参加して恥をかくこと。これが私の課題だと思う。人より要領の悪い私は、人一倍失敗をして、恥をかく必要がある。そうしないと上手くいかないから。どれだけシュミレーションしても一発で上手くいった試しはない。私みたいな不器用な人間が普通の人と同じように生きるには、とにかく経験を積むしかないのだ。いろいろとダメ出しをされ、自分のダメさを認識し、なんでダメなのか、どうすれば上手くいくのか。それを繰り返す中で自信はつくのかもしれない。遠回りかもしれないけどそれしかない。
辛いこともいっぱいあると思う。むしろ辛いことしかない。それを乗り越えられる自信があるのかどうかは正直分からない。ぬるま湯につかって生きてきた私は、人から激しく自分という人間を非難されたことがない。もちろん相手は私を非難してるわけじゃなくて、私を思ってるからこそ言ってくれるんだと思う。でも、私はそれを乗り越えられるのだろうか。もう嫌だ消えてなくなりたいと思わないだろうか。絶対思う。そこから自信を無くしてどんどんネガティブに陥っていくに違いない。じゃあどうすればいいのか。人々はどうやって挫折を乗り越えるのか。もう正直全くわからないのだから、聞くしかないと思う。これを乗り越えられなければ内定など貰えない。失敗しても、次のステップへ進まなければならない。落ち込んでいる暇など無いのだ。ちょーポジティブ人間になったつもりで挑まなければならない。
しかし、就職活動は自分を変えるチャンスなのかもしれない。必要にかられなかったから今のコミュ障ネガティブ不器用人間で生きてこられたけど、これを乗り越えた先には多少マシになった自分が居るんじゃないだろうか。そう思うとちょっとワクワクする。私は私を変えたい。あくまでも前向きに、”就職活動”と向き合いたいと思う。そういう宣言でした。